アナコン9ありがとうございました
2018/07/04(Wed)19:43
アナコンに参加された方、お疲れさまでしたー!
アンソロに参加させていただいたり、ポストカード企画や自分の新刊、ペーパーなどもあって事前の準備は大変でしたが、なんとかすべて間に合わせることができました(;^ω^)
前日はマヨ生反省会に行ってきました。
内容をUPして良いのか悪いのか微妙にわからないのですが、とりあえず生の「行くぜ相棒」が何度も聞けたことが本当にありがたみの極みでした。途中から行くぜあいふぉおんになってましたがww
当日はかなり暑さでしたが、会場内は風が吹いていて思ったより過ごしやすかったです。
主花ぷちのペーパーラリーやアクリルキーホルダーガチャ、ポストカード企画などもあってお祭りみたいで楽しかったです。自スペースを売り子さんにお願いし、かなり方々を歩き回っておりました。
新刊をお手にとってくださった方やお声かけくださった方ありがとうございました(^^)
差し入れもありがとうございました。お菓子は美味しくいただいてます!
新刊も自家通販を始めました。
とらさんの委託通販→★もやってますので良かったらお好きな方をご利用ください。
以下は無料配布のポストカードです。
そして続きをクリックするとペーパー本文です。ぬいちゃんがあまりにも可愛くて書いたSSです(笑)
ペルソナ4十周年
&
ぴたぬい発売
&
主花ぷち記念SS
◆HERO(No Name)×花村陽介
◆全年齢向け
奇襲攻撃を受けて、俺たちは見たことのない敵と戦っていた。
『花村先輩、あいつ、他のと動きが違う。たぶんバステ攻撃だと思う。気をつけて!』
「大丈夫だって」
クナイを構えて攻撃しようとした。すると目標以外のもう一体の敵が俺に向かって突撃してきたので慌てて躱した。と同時に、目標の敵が放った衝撃派が飛んできて躱す余裕がない。
「陽介!」
相棒の鋭い声が飛んだと思ったら、横から突き飛ばされた。俺が受けるはずだった衝撃波を相棒が受けてしまい、真っ白な煙に包まれた。
「あ…相棒!」
リーダーのお前が俺をかばってどうすんだよ! 言いたいことは山ほどあったが、とりあえず目の前の敵を倒してからだ。
「…天城、火炎で全体攻撃。完二は俺たちで倒しきれなかった場合に備えて電撃攻撃の準備な」
「うん。わかった」
「了解っス!」
なんとか敵を倒して、三人で相棒の元に駆け寄った。だけど、バステ攻撃をくらった相棒は見たこともない姿に成り果てていた。
「えっと、あい…ぼう…、だよな?」
相棒がいた場所にソイツは座っていた。
確かに相棒に似ている。灰色の髪、キリッとした目つき。口元は淡く微笑んでいる。そして制服姿でぺたんと座って何かをつかむみたいなポーズをしている。が、手のひらサイズでとても小さい。そしてフェルト布でできている。そう、いわゆる「ぬいぐるみ」ってやつだ。
「うわっ。先輩…すげー愛らしくなっちまって…」
「ふふ…頭にキーチェーンがついてる」
「これならカバンにつけて歩けるっスね」
ふたりで触り心地を確かめようと、ふにふにと指でほっぺたや足の裏を押しているので思わず奪った。
「お前らこの状況にもうちょっと驚けよ! っつーか、あんま俺の相棒をフニフニ触るんじゃねえよ!」
確かに触り心地も良いし、ぎゅっと何かを掴んでるみたいなポーズも可愛いし、襟の高い相棒ならではの制服も布地でよく再現されているし、ピンク色に染めた頬も控えめに言ってめちゃくちゃ愛らしい。
「ふは、眉毛見えてんじゃん」
普段長い前髪で隠された眉毛が下から覗き見える。すごいレアなものが見てしまった。
「お人形遊び、花村君が一番楽しんでるよね」
「っスね」
天城と完二に冷たい目で見られて、思わず「んっん!」と咳ばらいをした。とにかく対処法を考えないと。天城に頼んでアムリタをかけてもらったが、治らない。
「つーか、こういうバステってさ。お約束で、キスとかすれば戻るんじゃね?」
「えっ、するんスか…?」
「なんで完二が赤くなるんだよ! 女子だと問題になるし、完二だと「影」ふたたびになっちまうし。ってことでここは俺が。こいつの相棒の俺がするからな」
「え…そこで相棒特権出しちゃうんだ。花村君、最低」
天城のムド級のツッコミに打ちのめされそうになったが、そこを何とかガッツで耐え、相棒のぬいぐるみを顔の近くまで近づけた。うん、別に相棒とキスするんじゃない。これはいわゆる治療なんだ。そう、人工呼吸みたいなもんだ。だからキスのカウントには入らないはずだ。
「いくぜ、相棒………」
可愛らしいピンクの口元目指して顔を近づけた、その時だった。
『花村先輩、それ、キスじゃ元に戻らないよ』
りせの絶対零度並の冷たい声が降ってきて、思わずガクッと膝が折れた。っていうか、皆の視線も冷たいんですけど! いや、俺は本当に治療のつもりでだなあ。
『もー、あたしだって先輩のお人形に触りたいのに! ね、先輩の近くに何か落ちてない? それがたぶん先輩のバステを解くカギだよ』
りせのナビに従って辺りを見渡すと、木でできた細長い棒が二本落ちている。
「これ…か?」
相棒のぬいぐるみを手に持ったまま、もう片方の手でそれを拾い上げた。するとぬいぐるみの相棒の手が動いて、木のうちの片方を掴んだ。
「うおっ、ぬいぐるみが動いた!」
よく見ると、二本の木と木の間に巻いた紙がついている。相棒が片方の棒を掴んで離さないので、もう片方の棒を引っ張って巻かれた紙を拡げてみた。すると、そこに何かメッセージが書かれている。
『ペルソナ4 十周年ありがとう そしておめでとう』
それを拡げた瞬間、相棒は元に戻った。
「ふう…悪い。みんな、迷惑をかけたな」
相棒はなぜか俺を哀れみの眼差しで見ている。そして俺の肩に手を置いた。あ、この感じ、バステの間のことを覚えてるパターンですね…。
「陽介、キス………しようか?」
「俺をそんな可哀想なものを見るみたいな目で見るなああああぁ!」
俺はただ恥ずかしさに手で顔を覆うしかなかった。
アンソロに参加させていただいたり、ポストカード企画や自分の新刊、ペーパーなどもあって事前の準備は大変でしたが、なんとかすべて間に合わせることができました(;^ω^)
前日はマヨ生反省会に行ってきました。
内容をUPして良いのか悪いのか微妙にわからないのですが、とりあえず生の「行くぜ相棒」が何度も聞けたことが本当にありがたみの極みでした。途中から行くぜあいふぉおんになってましたがww
当日はかなり暑さでしたが、会場内は風が吹いていて思ったより過ごしやすかったです。
主花ぷちのペーパーラリーやアクリルキーホルダーガチャ、ポストカード企画などもあってお祭りみたいで楽しかったです。自スペースを売り子さんにお願いし、かなり方々を歩き回っておりました。
新刊をお手にとってくださった方やお声かけくださった方ありがとうございました(^^)
差し入れもありがとうございました。お菓子は美味しくいただいてます!
新刊も自家通販を始めました。
とらさんの委託通販→★もやってますので良かったらお好きな方をご利用ください。
以下は無料配布のポストカードです。
そして続きをクリックするとペーパー本文です。ぬいちゃんがあまりにも可愛くて書いたSSです(笑)
ペルソナ4十周年
&
ぴたぬい発売
&
主花ぷち記念SS
◆HERO(No Name)×花村陽介
◆全年齢向け
奇襲攻撃を受けて、俺たちは見たことのない敵と戦っていた。
『花村先輩、あいつ、他のと動きが違う。たぶんバステ攻撃だと思う。気をつけて!』
「大丈夫だって」
クナイを構えて攻撃しようとした。すると目標以外のもう一体の敵が俺に向かって突撃してきたので慌てて躱した。と同時に、目標の敵が放った衝撃派が飛んできて躱す余裕がない。
「陽介!」
相棒の鋭い声が飛んだと思ったら、横から突き飛ばされた。俺が受けるはずだった衝撃波を相棒が受けてしまい、真っ白な煙に包まれた。
「あ…相棒!」
リーダーのお前が俺をかばってどうすんだよ! 言いたいことは山ほどあったが、とりあえず目の前の敵を倒してからだ。
「…天城、火炎で全体攻撃。完二は俺たちで倒しきれなかった場合に備えて電撃攻撃の準備な」
「うん。わかった」
「了解っス!」
なんとか敵を倒して、三人で相棒の元に駆け寄った。だけど、バステ攻撃をくらった相棒は見たこともない姿に成り果てていた。
「えっと、あい…ぼう…、だよな?」
相棒がいた場所にソイツは座っていた。
確かに相棒に似ている。灰色の髪、キリッとした目つき。口元は淡く微笑んでいる。そして制服姿でぺたんと座って何かをつかむみたいなポーズをしている。が、手のひらサイズでとても小さい。そしてフェルト布でできている。そう、いわゆる「ぬいぐるみ」ってやつだ。
「うわっ。先輩…すげー愛らしくなっちまって…」
「ふふ…頭にキーチェーンがついてる」
「これならカバンにつけて歩けるっスね」
ふたりで触り心地を確かめようと、ふにふにと指でほっぺたや足の裏を押しているので思わず奪った。
「お前らこの状況にもうちょっと驚けよ! っつーか、あんま俺の相棒をフニフニ触るんじゃねえよ!」
確かに触り心地も良いし、ぎゅっと何かを掴んでるみたいなポーズも可愛いし、襟の高い相棒ならではの制服も布地でよく再現されているし、ピンク色に染めた頬も控えめに言ってめちゃくちゃ愛らしい。
「ふは、眉毛見えてんじゃん」
普段長い前髪で隠された眉毛が下から覗き見える。すごいレアなものが見てしまった。
「お人形遊び、花村君が一番楽しんでるよね」
「っスね」
天城と完二に冷たい目で見られて、思わず「んっん!」と咳ばらいをした。とにかく対処法を考えないと。天城に頼んでアムリタをかけてもらったが、治らない。
「つーか、こういうバステってさ。お約束で、キスとかすれば戻るんじゃね?」
「えっ、するんスか…?」
「なんで完二が赤くなるんだよ! 女子だと問題になるし、完二だと「影」ふたたびになっちまうし。ってことでここは俺が。こいつの相棒の俺がするからな」
「え…そこで相棒特権出しちゃうんだ。花村君、最低」
天城のムド級のツッコミに打ちのめされそうになったが、そこを何とかガッツで耐え、相棒のぬいぐるみを顔の近くまで近づけた。うん、別に相棒とキスするんじゃない。これはいわゆる治療なんだ。そう、人工呼吸みたいなもんだ。だからキスのカウントには入らないはずだ。
「いくぜ、相棒………」
可愛らしいピンクの口元目指して顔を近づけた、その時だった。
『花村先輩、それ、キスじゃ元に戻らないよ』
りせの絶対零度並の冷たい声が降ってきて、思わずガクッと膝が折れた。っていうか、皆の視線も冷たいんですけど! いや、俺は本当に治療のつもりでだなあ。
『もー、あたしだって先輩のお人形に触りたいのに! ね、先輩の近くに何か落ちてない? それがたぶん先輩のバステを解くカギだよ』
りせのナビに従って辺りを見渡すと、木でできた細長い棒が二本落ちている。
「これ…か?」
相棒のぬいぐるみを手に持ったまま、もう片方の手でそれを拾い上げた。するとぬいぐるみの相棒の手が動いて、木のうちの片方を掴んだ。
「うおっ、ぬいぐるみが動いた!」
よく見ると、二本の木と木の間に巻いた紙がついている。相棒が片方の棒を掴んで離さないので、もう片方の棒を引っ張って巻かれた紙を拡げてみた。すると、そこに何かメッセージが書かれている。
『ペルソナ4 十周年ありがとう そしておめでとう』
それを拡げた瞬間、相棒は元に戻った。
「ふう…悪い。みんな、迷惑をかけたな」
相棒はなぜか俺を哀れみの眼差しで見ている。そして俺の肩に手を置いた。あ、この感じ、バステの間のことを覚えてるパターンですね…。
「陽介、キス………しようか?」
「俺をそんな可哀想なものを見るみたいな目で見るなああああぁ!」
俺はただ恥ずかしさに手で顔を覆うしかなかった。
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