主丸SS「理解できない」
2020/06/07(Sun)09:10
「分からない。君の事が分からないんだ…」
そう言って、深刻そうに丸喜が俺を見ている。
「何がわからないんだ?」
「何がって、それだよ」
丸喜は俺の服を指さした。どうやら女装についての話らしい。
「どうして君は最近抱き合う時にその、女装するのかな…?」
「似合っているだろう」
「君はもともと綺麗だよ。だけどね、お化粧までして女装する必要はないんじゃないかな…?」
これは仲間内でやったクリスマスパーティーのビンゴでもらった景品だ。それもSMっぽい雰囲気のある「お仕置きコップ」という名前のコスプレ衣装だ。着てみたらサイズがピッタリで、更にメイクを杏に習ってキメてみたら、鏡の前に見たことのない自分が映っていた。
だったら利用しない手はないだろう。思わず舌なめずりした。
「丸喜を『可愛すぎる罪』で逮捕する」
「ちょ…っ、透流くん」
丸喜の両手首に手錠をはめて、その青ざめた顔を手袋で優しく撫でた。
「さあ、お仕置きの時間だ」
「やっぱり理解できないよ…!」
身体の上に跨って上から覗きこむと、丸喜はテンションが上がりすぎたのか震えて、涙目になっている。まったくその反応が可愛くて堪らないのに、本人に自覚はない。
「たっぷり可愛がってあげる」
そう言って、深刻そうに丸喜が俺を見ている。
「何がわからないんだ?」
「何がって、それだよ」
丸喜は俺の服を指さした。どうやら女装についての話らしい。
「どうして君は最近抱き合う時にその、女装するのかな…?」
「似合っているだろう」
「君はもともと綺麗だよ。だけどね、お化粧までして女装する必要はないんじゃないかな…?」
これは仲間内でやったクリスマスパーティーのビンゴでもらった景品だ。それもSMっぽい雰囲気のある「お仕置きコップ」という名前のコスプレ衣装だ。着てみたらサイズがピッタリで、更にメイクを杏に習ってキメてみたら、鏡の前に見たことのない自分が映っていた。
だったら利用しない手はないだろう。思わず舌なめずりした。
「丸喜を『可愛すぎる罪』で逮捕する」
「ちょ…っ、透流くん」
丸喜の両手首に手錠をはめて、その青ざめた顔を手袋で優しく撫でた。
「さあ、お仕置きの時間だ」
「やっぱり理解できないよ…!」
身体の上に跨って上から覗きこむと、丸喜はテンションが上がりすぎたのか震えて、涙目になっている。まったくその反応が可愛くて堪らないのに、本人に自覚はない。
「たっぷり可愛がってあげる」
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